研究

論文 摂食障害回復の定義を問う

rdcu.be 摂食障害回復研究の概念化: 現在の展望と将来の研究の方向性 あとで読むリストに追加。 立場による回復の測定、定義、捉え方の違いをふまえて、回復のより完全な全体像を形成するために方法論の「ツールキット」を広げることを提案することを目指し…

浜松医科大学医学部附属病院精神科神経科 神経性やせ症の治療に関する研究参加者募集

浜松医科大学医学部附属病院精神科神経科 神経性やせ症の治療に関する研究参加者募集

Unified Treatment Model (UTM)  記事メモ

www.research.va.gov U.D Department of Veterans Affairs 米退役軍人のためのサイトに出ていた摂食障害とUnified Treatment Model (UTM)の記事。UTMは統一プロトコルと呼ばれる認知行動療法の一種の修正版。 PTSDと摂食障害が併存する人に対してUTMによる治…

摂食障害研究における「肥満」の概念についての横断研究

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 1994年から2011年の間に摂食障害の文献で最も引用された30の記事を分析し、摂食障害の研究で肥満の概念をどのように使っているかを調べた 公衆衛生上、肥満は治療すべきものとされ、治療は「減量」となる。 摂食障害の回復にBMI20-2…

Binge-Eating Not a Stress Response

www.jneurosci.org 摂食障害患者について、ストレスと食事量の実験をした研究。 神経性食欲不振症と過食症のそれぞれに、ストレス下での作業をしてもらい、その後ビュッフェでの食事量を調査。MRIで脳を測定。 これまでの理論での予測ほどストレスはパフォー…

砂糖依存の研究の現状

www.ncbi.nlm.nih.gov 結論部分: 証拠のほとんどは動物の神経科学の文献に限定されており、説得力があるとは言えない。にもかかわらず人気のあるアイデアとなっている。この言葉を使用してキャンペーンなどが行われるときの感情的な面についての指摘。 砂糖…

EDGI 遺伝学的研究のため経験者ボランティア募集開始

Eating Disorders Genetics Initiative による大規模な遺伝学的研究にため、摂食障害経験者ボランティア募集 www.edgimediakit.org 拒食症、過食症、を発症するリスクに影響を与える何百もの遺伝子を特定することを目的としている。 18才以上 唾液サンプルと…

摂食障害を持つ個人のためのピアメンタリング:パイロットプログラムの質的評価

rdcu.be オーストラリアで6ヶ月のピアメンタリングプログラムが開発され、試験運用された。 メンター12名、メンティー14名 「メンティーの大多数は、彼らのメンターを、摂食障害の彼らの過去の経験のために独特に支持的であると説明しました。メンターは、自…

摂食障害 ピアメンタリングの評価

jeatdisord.biomedcentral.com メモ PMP ピアメンタリングプログラム メンターのサポートは回復への新たな希望を得ることに繋がり、再び社会へ参加するのを助ける メンターも過去の摂食障害から得た知恵を理解し役立つことに気付く。 プログラム終了時に関係…

記事メモ The Canberra Times (オーストラリア) 恐れと治療の遅れ

The Canberra Times (オーストラリアのコミュニティメディア)より 摂食障害者の若者に関する研究。 コントロールを失うことを怖れ、治療につながりにくい。

論文メモ 12ステップ系セルフヘルプグループの効果

12ステップ系セルフヘルプグループの効果について-日本,および海外における先行研究の比較から- 長縄 洋司 toyo.repo.nii.ac.jp

摂食障害治療中の変化の内的予測因子:自己同情、自己批判、恥、および摂食障害の症状の検査

摂食障害治療中の変化の内的予測因子:自己同情、自己批判、恥、および摂食障害の症状の検査

拒食症は単なる精神医学の問題ではない?

www.theguardian.com ガーディアンの記事です。 正確には読み取れませんが、代謝の遺伝子が拒食症と関係あることがわかったようです。これまで精神的な問題としか見られていなかった拒食症に、新たなアプローチが見つかるのかもしれません。 また、摂食障害…

「@DIME」 ボディイメージとSNS、ボディイメージと自然とのふれあい

dime.jp 3/31 「@DIME」の記事で、二つのボディイメージに関する研究を紹介しています。 元記事 www.sciencedaily.com www.psypost.org 一つはSNSの利用が自分のネガティブなボディイメージにつながりやすいというもの。もう一つは、自然に触れることが①フィ…

2018 アル薬依存症学会メモ(大分大学?) 12ステップとウェルビーイング

12stepとウェルビーイングについて。学会発表見学メモ。12ステッププログラムとポジティブ心理学、ウェルビーイングについて。

栄養失調が脳に与える影響

www.eatingdisorderhope.com メモ: 低BMI→脳の灰白質の縮小 低栄養でうつ、不安、強迫観念が高いスコア AN(拒食症)の病気の人は自分の行動を誤った、または欠陥があると認識する傾向があり、経験から学ぶために報酬と罰を適切に比例させることができず。批…

署名活動 日本摂食障害協会

www.jafed.jp オーストラリアで13才から17才の肥満の人を対象に、超低カロリーダイエットをさせる臨床試験の計画があります。 1940年代に米国で健康な男性を対象に6ヶ月間の約1600kcalの半飢餓臨床試験が行われました。試験実施場所名からミネソタ研究と呼ば…

非構造的ダイエットと摂食障害

「どのようなダイエット行動が摂食障害傾向やBinge Eatingと関係しているか?」と題した報告があります。(松本 聰 子* 熊野 宏 昭* * 坂 野 雄二 * *) 構造的ダイエット行動とは、簡単に言うとゆっくり体重を減らしていこうとするもの。(甘い物やカロリ…

臨床心理学 「生きづらさ・傷つき---変容・回復・成長」

読み終わって売ろうと思うのだけど、開いた折り目がだいぶついてしまった。 臨床心理学 第19巻第1号―生きづらさ・傷つき―変容・回復・成長 作者: 岩壁茂 出版社/メーカー: 金剛出版 発売日: 2019/01/10 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る

自傷行為に至る要因に関する一研究 メンヘラ.jpより

menhera.jp メンヘラ.jpというサイトに、過去の論文が記事として掲載されています。 長いのでざっとしか読んだだけですが、要因として愛着の問題から共依存、嗜癖まで幅広く網羅しているようです。

強迫性障害の症状を4日間で劇的に改善するプログラム Lean into The anxiety

Lean into The anxietyというノルウェーで開発された治療法の報告です。 Anxiety は「不安」というような意味。 4日間(連続かどうかは不明)のプログラムで、強迫性障害の症状が劇的に改善されたとのこと。まだ追加の研究が必要なようですが、77人中56人が改…

摂食障害と電子タバコ

uncexchanges.org ざっくり言うと、摂食障害の人はそうでない人より電子タバコの使用が多いという話です。大きな理由の一つは食欲抑制。

季刊〔ビィ〕Be!132号

アスク・ヒューマンケアが出版されている雑誌 季刊〔ビィ〕Be!132号を読みました。表紙には大きく出ていませんが、特集の一つ「アディクション臨床の中で生まれた5つの生きづらさへのアプローチ」(神奈川県立精神医療センター 小林桜児先生)が興味深かったで…

月経前症候群を外科的に治療して摂食障害解決か

jeatdisord.biomedcentral.com 例によってgoogle翻訳頼みなので、正確に読み取れていないとは思うのですが、 大意としては月経前症候群による過食があり、他のホルモン治療や精神的治療が効果がなかった場合、外科的に月経を起こさなくして摂食障害の解決を…

Apple Watchを摂食障害のモニターに利用 米ノースカロライナ大学

iphone-mania.jp アメリカ ノースカロライナ大学医学部の摂食障害に関する遺伝的研究のために、 アップルウォッチを無料で提供され、症状の前の心拍数の計測などをするそうです。 iphoneのアプリを使うんですね。その他にも唾液サンプルを送ったりするようで…

第6回心身医学のニューロサイエンス研究会@ 東北大学医学部

これ内容すごく知りたいんだけど。 【第6回心身医学のニューロサイエンス研究会@ 東北大学医学部】2018 年 10 月 13 日(土) Ulm大学のOlga Pollatos先生をお迎えして開催中です。~第一部 アレキシサイミア 内受容感覚異常と心身症の臨床~ ~第二部 摂食障害患…

PTSDと扁桃体・前頭前野

ツイッターから見かけた記事「PTSDと扁桃体・前頭前野」 www.psychologytoday.com 扁桃体 体内環境の脅威を検出して「戦う」か「逃げる」の反応を呼び起こす 交感神経を優位にして戦闘に有利にする 新しい感情や脅威に関する記憶に関連 前頭前野(Prefrontal…

平成30年 日本学術会議近畿地区会議 学術講演会「社会脳から心を探る -自己と他者をつなぐ社会適応の脳内メカニズム-」

半ば、イベントお知らせブログと化していますが、今回も京都で行われるイベントのご紹介です。 平成30年 日本学術会議近畿地区会議 学術講演会「社会脳から心を探る -自己と他者をつなぐ社会適応の脳内メカニズム-」 — 京都大学 2018年10月20日(土) 13時~1…

1型糖尿病と摂食障害

以前、摂食障害の専門家の先生のお話でも聞いたことがありますが、 1型糖尿病の方で摂食障害のある方が一定数おられるそうです。 数が少ないのであまり話題にはなりませんが。 糖尿病であることからだけでも抑うつや不安を起こしやすい上、 食事を制限しなけ…

摂食障害 就労調査---ご家族、企業の方も

就労調査のお願い - 日本摂食障害協会│Japan Association for Eating Disorders 日本摂食障害協会では、当事者だけでなくご家族や企業担当者様のご意見も募集中です。締切が9/30までなので、ご協力いただける方は上のリンクから。