摂食障害治療中の変化の内的予測因子:自己同情、自己批判、恥、および摂食障害の症状の検査
ある研究記事のご紹介です。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/eat.22527
国際摂食障害ジャーナル49巻7号
「摂食障害治療中の変化の内的予測因子:自己同情、自己批判、恥、および摂食障害の症状の検査」
摂食障害患者個人の中での感情と症状の時間的変化を検証しています。
簡単に言うと、自己批判や恥の感覚が強くなった後に摂食障害の症状が重くなり、自分に対して思いやりなどの感覚self‐compassionをもった後は恥の感覚や症状が減少するという内容。
過食症に限ると、いやな気分→過食→いやな気分(恥、自己批判など含む)のサイクルとも言われます。このサイクルを中断するのに、self compassionをもつ時間を増やすことが有効かもしれません。
個人の実感としても、それは正しいように思われます。
英文参照には、みらい翻訳を利用しました。