変化への抵抗
摂食障害、拒食、過食、どちらにしても治りたい気持ちと治るのが怖い気持ちが同居するのはよくあることです。
抑うつ状態のときには、よくなることが「元気にふるまうことを強いられる」ように感じることもありました。
わたしは最終的に治るかどうかは問題ではないと考えています。
苦痛でなく生きられれば概ねオッケー。
症状が止まって、働くようになり、社会と関わっていても別にキラキラはしません。
次から次へと日常の雑多な問題に対処する毎日です。
その地べた感覚を引き受ける覚悟ができれば、だいぶ良くなっていると思います。
キラキラしたければしても、それはお好みで。
特定の回復した姿があるわけではなく、その人なりの日常を生きるようになります。
具体的に回復のイメージがあるとよいと言われたものですが、下手にキラキラしたイメージを持っている場合は他人と現実検討したほうがよいです。
なりたい姿、現実の姿、今できること、長期的にできること。
やりたくないこと、できないこと。
自分をいたわりつつ、これらを安全に検討できる環境が必要かと思います。