「過食症:食べても食べても食べたくて」メモ 190821
摂食障害の中でも過食症の回復に特化した、具体的な指南を豊富に含む内容でした。
自分が渦中にいたときに読んで受け入れられたかというと、困難だったかもしれません。ただし、すぐに過食が止まらなくても「回復中なのだ」と信じて1つでも2つでも実行してみることの積み重ねは役に立つはずです。
この手の本には、マインドフルネスやリラクゼーションなど身体志向アプローチがよく載っています。それが向いている人もいるとおもうし、向いていない人もそれ以外のところを拾っていくだけで変化はあるでしょう。
摂食障害の根っこは心の問題だとしても、やはり食べ物との付き合い方をどうするかという問題でもあります。
食べることへの恐怖や固定観念は、一人で考えているだけで変えるのは難しいので、本や治療など他者(治る方向の)に接することは必要だと思います。
最近出版される摂食障害関連の本は、研究や経験を踏まえた上でバランスのよい内容のものが多くなっています。昔読んで本は苦手と思った人も、ここ数年出版されたものをのぞいてみると、思うより抵抗がないかもしれません。