摂食障害ジャーナル 3/18 体重測定関連2つ

1 摂食障害治療において体重測定をするとき、患者に数値を見せる(open)か見せないか(Blind)の研究。

オープンでは、自分の体重に繰り返しさらされることで、体重を測定したり体重を知ったりすることへの患者の恐怖を軽減し、オープン計量は、多くの摂食障害患者がカロリーを消費する「認識の低下」を修正する機会を提供するという信念に基づいている。

 

ブラインドでは、患者が体重を見ることに起因する不安や苦痛を最小限に抑え(特に体重が増加した場合)、体重計の特定の数に患者が集中するのを減らし、体重の不確定さに耐えられるようにするという考えに基づく。

 

体重測定において、数値が見えるか見えないかで患者の経験が異なる。見える場合、患者は体重測定の日に不安・恐怖・ストレスを感じる。測定後、苦痛・気分の落ち込み、反芻、心配を経験する。

ブラインド測定の場合、測定前に不安は感じるが日常的な経験ととらえられ、自分の体重についての否定的な考えを表すことがなかった。

 

体重測定が彼らの動機付け、食事計画の遵守、代償的行動への関与、反芻、および治療への関与に影響を与えたかについて検討した。

 

オープン: 体重への曝露が回復へのアンビバレンスと治療への抵抗の増加

     悪影響はあっても、サポートがある中での体重測定は、食べることと体重増加への不合理な信念の否定に役立つとかんがえた。

 

ブラインド: 当初はコントロールの欠如の感情、不確実性、および体重増加の可能性についての壊滅的な認識に苦しむ。時間が経つと、体重への関心が低下し、回復のほかの側面を中心に考えるようになる。不確実性への許容度が高まる。

ED-SelfがHealthy-Selfより優勢と認識するとき、オープンが好まれる。

どちらを選ぶかの自己決定が、自律性と信頼を高めた。

 

jeatdisord.biomedcentral.com

 

 

 

2 若年成人において体重をはかることが感情的な行動となっていることについての研究。

 

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