コンパッション・フォーカスト・セラピー・プログラム

下記のページから「コンパッション・フォーカスト・セラピー・プログラム」の概略について読みました。

 

自己への思いやりを育成・強化するコンパッション・
フォーカスト・セラピー・プログラムの試行  

(日本医科大学基礎科学紀要 第44号 2015)

 

自分、自己へ思いやりを持てるようにサポートするプログラムです。

主要な要素として下記の3つを上げています。

 

1 自分に対して厳しく批判的・判断的な態度を取らずに、優しく思いやりのある態度を撮ろうとする自分に対する優しさ

 

2 孤独感や疎外を感じること無く、人間として生きる上で他者と繋がっているという感覚を意味する共通の人間性を自覚すること

 

3 自分の経験による苦痛を無視したり誇張したりすることなく、バランスのとれた自覚をもって捉えるマインドフルネス

 

 

自分に思いやりを持った態度というのは甘やかしつづけることとは違います。

ネガティブな影響を受けたとしてもまずは自分の状態を冷静に把握して、果敢に回復のために自分をケアする行動だということです。

自己憐憫に陥り、何もしない自分を甘やかすことではありませんね。

ただし、自己憐憫に陥ったとしても、そのような自分を批判するのではなく、行動できない自分だとしても友人に対するような思いやりを持った態度で望むということだと理解しました。