弁証法的行動療法ワークブック メモ 対人関係スキル p139
弁証法的行動療法ワークブック-あなたの情動をコントロールするために
- 作者: スコット・スプラドリン,斎藤富由起
- 出版社/メーカー: 金剛出版
- 発売日: 2009/02/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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メモ
「効果的な対人関係スキル」とDear Man Give Fast
効果的な対人関係スキルの3つの目標
1 目的に対して効果のあることをする。求めているものを獲得する
2 人間関係の獲得と維持に対して効果のあることをする。より良い人間関係を手に入れ、長期的に維持する
3 自尊心を保ち、高めることに対して効果のあることをする。自分を尊重し、いっそう好きになる態度を養うこと。
Describe(描写する) : (必要なら)求めるものを相手にわかるように、詳しく明確に伝えられるようにする。一体何を求めているのか、疑問の余地がない正確な説明。
Assert(相手の立場をわきまえて主張する): 相手を深いにさせずに、自分の意見や要求を主張できるようにする。他人の立場を考えず、自分の要求を貫くために一方的に主張したり、受け入れられないときに何もしなくなり、周囲を困らせない。脅かし、癇癪もなし。
Reinforce(強化する): あなたが正当な要求をしていることを相手が理解しているか確認する。可能なら、その要求が双方にポジティブな結果をもたらすことを伝える。ただし守れない約束はなし。現実かつ誠実に。
Stay Mindful(心の動きに集中する) : 要求がかわらないようにする。目的を見据え、余計なことや心配にとらわれず、他人に混乱させられないように。避難されても挑発にのらない。そのかわりに拮抗する行動、呼吸への集中、あるいはradical acceptance。
Appear Confident(自信があるように見せる) : なにかを要求するときは背筋を伸ばしアイコンタクトをとる。「交渉の達人」のようにふるまう。自己表現の練習。
Negotiate(交渉する) : 自分の評価を貶めることなく、満足のいく結果を獲得できるようにする。一方的に要求するのではなく、相手の譲れない一線も考慮する。
(Be)Gentle(穏やかに): 相手を尊重し穏やかに接する。
(Act) Interested(関心をもつ): 相手の話を誠実に聞いてみる。相手の立場に関心を示し、話し合いに参加する。
Validate(効力化する): 相手が伝えようとする気持ちや要求を正当に認める。
(Use an)Easy manner (簡単な方法を使う) : 落ち着いてリラックスする。
(Be)Fair(公平に) : なにかを獲得するには与えなければならない。どちらかが大きく損をするなら公平ではない
(No)Apologies(謝らない) : 自分が悪いときにはもちろん謝るが、卑屈にならない。
Strick to values(価値観を守る) : 適切な文脈でなら、自分の意見を表明する。バカにされたくないために寡黙になることはやめる。他人と違う意見を持ち、表明することができる。互いの意見を尊重し認め合う。
(Be)Truthful(誠実に) : ウソをついたり無力なふりをしない。求めているものを誠実に伝える。小さな嘘をつかなくてはいけないときは、注意深く自分の責任で行う。