摂食障害の家族
以前聴いた摂食障害に関する講演で、摂食障害の人間が家族である場合の心労、軋轢などのストレスは統合失調症の家族のそれに勝るとも劣らないと言っていました。
・病的にやせていっても食べない
・食べ過ぎる
・家族の食事をコントロールする
・家族の食料がなくなる
・強いこだわりを示す
・嘔吐でトイレを汚す などなど
本人だけでなく、家族の日常生活にも支障をきたすようになります。
自分も散々家族に迷惑かけたので、あらためて謝りたいのもありますが、その話題を持ち出すことすら家族にとってはトラウマであろうというのもあります(実際家族がパニック障害を発症)。代わりに他人の家族の話を聞く機会があるほうがいいかと思ったり。
家族のサポートグループはいくつかありますが、数が少なくアクセスしづらい方も多いでしょう。
いまは、家族は摂食障害の原因ではなく、回復の資源になりうる存在ととらえられています。しかし振り回されて追い詰められるくらいなら、家族だけでも距離をとり、健康や楽しみを維持してもらうのが、結果的にはいいはずだと確信しています。