「自尊心を育てるワークブック」メモ1

自尊心について、著者が「ハワードの原則」としている内容

 

「すべての人間は、人として無限で本質的な永続する無条件の価値を持っている

すべての人間は人として同等の価値を持っている。人間の価値は比較したり、競い合ったりするものではない。ある人はスポーツや、学業、仕事、社会的スキルなどにおいてほかの人よりも優れているかもしれないが、人間としての価値はみな同等である。

外的な要因は人間の価値そのものを上げもしないし下げもしない。外的な要因とは、財力や、外見、能力、業績などのことであるが、これらのものは人の市場的・社会的価値を高めるだけである。要するに、人としての価値は無限であり不変なのである。

人間の価値は確固たるものであり、仮に他者から拒絶されたとしても決してゆらぐことはない。

人間の価値というものは、それを獲得したり、証明したりするようなものではない。なぜなら、それは本質的なものとして存在しているからである。ただその価値を認識し、受容し、りかいすればよい。」

クローディア・A・ハワード

 

すんなり腑に落ちるというわけではないけれど、近代社会でここでいう人間の価値を認めることが社会を成り立たせるだろうと思います。

 

「そんなこと言ったって価値のない人間もいるよ」と気安く言うことが、回り回って自分を生きづらくさせるでしょう。

 

生きる価値という意味そのものを問うています。

自尊心を育てるワークブック

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