性犯罪、万引きの記事から

f:id:yoshie-iwasa:20181119113550j:plain

11/17(土) 東京新聞の記事。

精神保健福祉士社会福祉士の斉藤章佳氏。

 

氏自信も、チューイングにはまった経験があるんですね。

体重のコントロールにのめり込んだとのこと。

 

記事はご自身の体験と、アルコール依存、性犯罪治療、万引き治療へとわたります。

 

性犯罪、万引きにおける依存症当人の加害性を自覚していないという認知の歪みについて述べられています。

「~自身の加害性が抜け落ちている。相手を顔のある人間だとおもつていない。~被害者を物や記号だと思っている。同時に、女性や弱い立場の人への支配欲、優越感が一つの根っことしてあると思います。」

 

これは犯罪行為に限った話ではないでしょう。

自分に対する行動評価基準がやたらと高く、自分責めをしている人は、結局のところ人をそのような基準で価値づけて判断しているということです。

 

根本的な変化がなく、依存症の症状や過食などだけが止まってしまったら、止まっていない人に対して優越感しか感じないかもしれません。

 

摂食障害の場合、自分自身を「顔、感情のある人間だと思っていない」、評価される行動ができるか、評価に値するかの記号でしか見ていないと言える気がします。

 

もちろん、摂食障害は原因がさまざまで、結局その人の問題を解決する必要があるので、こうなったら治るとひとくちに言い切れない所以でもありますが。