「なぜふつうに食べられないのか」 磯野真穂

 

なぜふつうに食べられないのか: 拒食と過食の文化人類学

なぜふつうに食べられないのか: 拒食と過食の文化人類学

 

 文化人類学なので、どうしたら治るかという趣旨ではありません。

摂食障害という病気を本人、医療者、海外で、どう捉えられているかなどの研究です。

第3部では、当事者から過食時の体験を詳細に聞き取った内容から構成されています。

 

(ここから本と離れます)

症状まっさかりの人の場合、食にまつわる行動について微に入り細に入り語るのはどうなのかと思っていましたが、統合失調症へのオープンダイアローグの効果が注目されている折、摂食障害においても症状について「対話」はありかもと思ったりしました。