読書メモ 「よくわかるACT」1

6つのコアとなるセラピープロセス

 

・「今、この瞬間」との接触

  体だけでなく、心が今この瞬間のあること、今起きているすべてのことに意識を向け、関わりをもつこと。

 

・脱フュージョン

 自分の思考、想像や記憶から一歩下がり、自分を切り離す、あるいは距離をおくこと。認知の脱フュージョン

 

・アクセプタンス

 痛みを伴う感情や感覚に心を開いて、受け容れる場所を作ること。つまり苦しむのをやめて、つらい気持ちが呼吸できる場所を作り、あるがままの状態にする。

 

・文脈としての自己

観察する自分。自分が何を考えているのか、心や体で何を感じているのか観察する自分。「純粋なる気づき(pure awareness)」

 

・価値

 今起こっていることに求めたい性質。い言い換えれば、継続的にどう行動したいのか。「選択された人生行路」

 

・コミットされた行為(必要なことを行う)

 価値に導かれながら、効果的な行動をとること。

 

心理的柔軟性

十分な気づきと完全に開かれた心をもって、「今、この瞬間」に存在し、自分の価値に従って行動する能力。「今、ここに存在し、心を開き、大切なことをする」能力。

 

 

よくわかるACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー) 明日からつかえるACT入門

よくわかるACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー) 明日からつかえるACT入門