読書メモ 「よくわかるACT」1
6つのコアとなるセラピープロセス
・「今、この瞬間」との接触
体だけでなく、心が今この瞬間のあること、今起きているすべてのことに意識を向け、関わりをもつこと。
・脱フュージョン
自分の思考、想像や記憶から一歩下がり、自分を切り離す、あるいは距離をおくこと。認知の脱フュージョン。
・アクセプタンス
痛みを伴う感情や感覚に心を開いて、受け容れる場所を作ること。つまり苦しむのをやめて、つらい気持ちが呼吸できる場所を作り、あるがままの状態にする。
・文脈としての自己
観察する自分。自分が何を考えているのか、心や体で何を感じているのか観察する自分。「純粋なる気づき(pure awareness)」
・価値
今起こっていることに求めたい性質。い言い換えれば、継続的にどう行動したいのか。「選択された人生行路」
・コミットされた行為(必要なことを行う)
価値に導かれながら、効果的な行動をとること。
心理的柔軟性
十分な気づきと完全に開かれた心をもって、「今、この瞬間」に存在し、自分の価値に従って行動する能力。「今、ここに存在し、心を開き、大切なことをする」能力。
よくわかるACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー) 明日からつかえるACT入門
- 作者: ラス・ハリス,武藤崇,岩淵デボラ,本多篤,寺田久美子,川島寛子
- 出版社/メーカー: 星和書店
- 発売日: 2012/09/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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