摂食障害の意味を探る 西園マーハ文先生の文章より

星和書店という医学書の出版社のメルマガを購読しています。

本日配信されたメルマガに、西園マーハ文先生の文章が載っていました。

 

全文はこちらからご覧になれます。

 

Anorexia Nervosaと Bulimia Nervosaの研究が発表された時期と、社会の動きを並置法でとらえたものです。

 

1868年にWilliam GullによってAnorexia Nervosaの記述がされた頃、車が普及しだしました。carではなくautomobileという言葉の方に注目しています。

 

1979年にRussellによってBulimia Nervosaについての医学論文が発表された頃、パソコンというものが生まれました。

 

結論として、「自動」に「パーソナル」、摂食障害は、個人主義の追求の行き止まり地点のような疾患なのかもしれません。病気の発生を面白がるのは不謹慎のようではありますが、マスグローブの手法を使って皆さんも疾患の意味を探ってみてください。 とおっしゃっています。

 

この病気が回復することと、個人にとって病気はどんな意味があったかを考えることは大事なポイントであると思います。

 

社会にとっての摂食障害の意味はともかく、私も自分にとって摂食障害とは何であったかとよく考えます。