痩せていることの特権を認識する thin privilege
Butterfly Foundation(オーストラリア)の記事。
痩せている人が自分の身体に"shame"を感じるとしても、それは太った人のものと同じという意味ではない。痩せている人は、太っている人が受ける体重による抑圧を受けてはいない。2つの経験を同じように語ることは間違いである。
ここで言う特権とは、特別の利益を得ているということではなく、障害を感じなくて済むということに近い。
写真家であり脂肪解放活動家でもあるリンドリー・アシュライン氏は、痩せの特権とは「混雑した駐車場で車を降りることができること」「ビジネスの場で真剣に受け止められる可能性が高いこと」「公共の場で視線やコメントを気にせずに食事ができること」「自動的に資格があるとみなされる体で生活できること」だと言います。
自分の身体を愛していなくても、好きでなくても、魅力的だと考えて無くても、痩せていることの特権は存在している。
太っていることによる抑圧を感じないで済んでいる。
社会が太っていることに恥を感じさせるように、遣せていることに栄誉を与えている。
実際痩せている人にその特権を認めさせるのは難しい。彼ら(私達)は、さして痩せていると思っていないし、特別な利益を得ているとも感じていない。しかし、その考えなくて済むことが特権である。
体重は変動するので、どちらも経験することがある。
痩せていることの特権に罪悪感を感じる必要はなく、ギフトとして受け取り、行動する。
その特権を無視することは、weight stigmaを結局は永続させることになる。