認知療法全技法ガイド
「認知療法全技法ガイド」を資料にミーティングをしています。
「ツール3.1 思い込み,ルール,基準に気づく」より、思い込みについての例示からさらにその思い込みを強めた例を検討しています。
何かに失敗したら. ,私は失敗者である。
>たとえいくつかうまく行っている、成功した体験があるとしても、これに失敗したので私は失敗者である。
私は失敗に耐えられない。
>私は失敗に耐えられないだろうから、失敗するようなことはやらない。
>もし失敗したら自分は崩壊してしまう。
皆に認められなければ、.私は自分を好きになることはできない。
>半分の人は認めてくれているが、半分では認められたとはいえない。
>半分しか認めいないのに、自分を好きだというわけにはいかない。
>あくまでみんなに認められるよう努力する。
誰かが私を軽視したら。私 自分自身を軽視しなければならない。
>私が自分を軽視するかどうかは、誰かが私を軽視するかにかかっている
誰かが私を軽視するのには耐えられない
>誰かに軽視されるのには耐えられないので、そうならないためには最大の努力をする
>私を軽視した人の存在をなくす
私は個性をアピールし、皆に私という人間を印象づけなければならない。
>私の個性にこそ価値があり、みんなと同じなら価値がない。
>他の人のほうが個性が印象的だったら負けた気がする
完璧でなければ、皆に好かれないだろう
>好かれるためには完璧を目指す
>完璧でないから私はどうせ嫌われ者だ。
>あの人は完璧でないのに好かれているのはおかしい
人には要劣があり,,優れている人もいれば。劣っている人もいる,
>私は人より優れいてるので嬉しい
>私は人より劣っているので惨めだ
これからやる物ごとについてもし確信がもてなければ,それらの物事はうまくいかないだろう
>確信がもてるまで準備をする必要がある
>確信があるので、うまくいくはず
>確信がもてないからやっても意味がない
すべての情報を入手しなければ,決断を下すことはできない。
>すべての情報が手に入ってないのだから、決断はしないのは当然だ
私は落ち込む(怒る、不安になる)べきではない。
>落ち込んだとしたら何かが間違っているので、誤りを見つけて正さなければならない
すべての人は,私と同じやり方で物事を行なうべきである。
>他の人に私のやり方を教えれば感謝されるはずだ。
もし私が間違いを犯したら,私は目己批判すべきである。
>間違いを犯したので自己批判している私は正しい。
もし誰か私を怒らせたら、私はその人に仕返しをすべきである。
>もし仕返しをしなければ間違いだ。
>私は人を怒らせたので、当然仕返しをされることを甘んじて受け入れる。