「過食症サバイバルキット」ミーティング

 

本日の オンライン当事者ミーティング資料

過食症サバイバルキット ひと口ずつ、少しずつよくなろう」より抜粋して分かち合い(クロストーク)をしました。

 

以下、「過食症サバイバルキット」より引用

 

第10章 食は思考の種

「新たな経験を重ねても、あなたの思考パターンがアップデートされることなく、今のあなたにはもう通用しなくなっているような子供時代の信念や行動パターンに固執する場合に問題がおこります。」

摂食障害を抱える人の多くは、子供の頃から 私は何か間違っている という考えをいだきながら育ってきた経験があります。」

 

悲観的なシナリオの3要素
1 うまくいかないことがあると自分のせいだと思う。
2 事態は永遠に変わらないと思う
3 どこへ言っても事態は同じだとおもう
(失敗の原因は私の言動や性格にあり、どんな状況でもこれは変わらない という思考)

 

 みんなを喜ばせたがる人

いつもみんなを喜ばせることばかり考えているタイプの人もいます。自分自身が立派で、賢く、魅力的でないと人から愛されないと信じ込んでいます。

・あなたが本当は何を望んでいて、じのように感じているのかを人に伝えなければ、彼らはあなたの本音を推測するしかありません。当然、あなたの気持ちを誤解することもあるでしょうから、その結果、彼らは「しまった」と思って、あなたに親切にしてあげようという意欲を失ってしまうでしょう。あなたは傲慢で、よそよそしい人間だと思われるかもしれません。
・人に気に入られるために何でもしようとすれば、あなたは「優柔不断な人」「個性のない人」と思われるでしょう
・常に人に気に入られようとすると、その努力が報いられない場合に、あなたは腹が立ったり、がっかりしたりするでしょう。そして、そのような気持ちはいずれ相手に悟れらるものです。
・聖人ぶった態度をとることは、人をとてもいらいらさせるものです。そのような態度は「自分が正しい」ということが前提ですから、あなたは他人の視点からみることができなくなります。
・「人を喜ばせたい」というのは自分勝手なのぞみなのかもしれません。そうすることによって、あたかもあなたのほうが道徳的に優れているかのような印象を与えてしまいますし、逆に、相手があなたに対して好意や親切心を表す機会を奪ってしまうことにもなります。

 

コントロールという名の独裁

混沌とした状況を恐れるあまり、物事を完全にコントロールしようとする傾向も、よくみられます。

 

禁欲という切り札

物事をコントロールシたいという激しい欲求は、人間の本能的な衝動を抑えるという形をとって現れることもあります。そのような場合、自分の願望や欲求を満たすことは間違っていると言う感覚をもたらすかもしれません

 「完全主義」という名の鎧
同じようなメカニズムによって、万能なスーパーウーマンになりたいと思うようになる人もいます。その必要性や妥当性を顧みず、ひたすら高い目標を自分自身に課します。ベストを尽くして頑張ることは決して悪いことではなく、人生のいろいろな局面であなたの助けになるでしょう。しかし、摂食障害を抱える人の多くは、自分や世の中に対して非現実的な期待を抱いています。