摂食障害と暴力 DE-ESCALATION

www.feast-ed.org

 

摂食障害者の家族のための団体FEASTの記事。

 

基本は、家は誰にとっても安全な場所であるべきという考え方。

用語

DE-ESCALATION:コミュニケーション技術により相手の興奮、攻撃性を鎮めること

スクリプト: 一連の流れを構造化した台本のようなもの

 

親自身の負担を軽減し、すべての感情を受け入れてよいことを知る。受け入れる障害となるのは、行動、感情、そして人生について私たちが抱く判断である。内的な考えがすべきすべきでないにとらわれていることに気がついたら、検証(validating)する時である。

助けを求めることは理にかなっている。

(STOP, BREATHE, RELEASE, REPLACE) 考えを止め、呼吸し、手放し、置き換える

 

攻撃性について 欲求不満・感情の高まりが問題対処能力を無効化するとき、外部に表出される

 

摂食障害の子供が食事の皿を投げつけたり、親に対して身体的な暴力を加えることがある。

safety script の目的は、あなたとすべての家族が安全であるための境界を引くこと。

「ここは安全な場所であり、物を投げたり誰かを傷つけることを許しません。安全のために助けを求めます。」を実行すること。

 

De-Escalationの9つのステップ

 

1他の人をその場から遠ざけてください。
2助けを求める(助けてくれる家族に電話するか、911に電話してください)。
3危険物を取り除くか、子供をより安全な部屋に連れて行ってください。
4罰しようとしない。言葉や理屈をこねない。
5子供から少なくとも片足の長さ離れて立ってください。向かい合って立つのではなく、お子さんの横(L字型)に立ってください。この位置は、対立的や脅威ではないことを表す。
6コントロールを維持します。落ち着いて静かにしてください。自分自身が感情的に解放することを許可するが、それをそのまま行動にしない。
7 柔軟であってください; あなたの子供はできないでしょうが。
8子供が殴ったりぶつけたりした場合に身を守るために枕やクッションを使用してください。
9落ち着いて過ごすために深呼吸をしてください。

 

行動があなたや子供にとって明らかな危険でない限り、子供を拘束しようとしない。身体的介入は攻撃的な行動を増加させ、あなたや子供に不注意に怪我をさせる可能性がある。

 

 

子供の暴力がエスカレートすることに慣れ、目の前の危険を理解しにくくなっていることがある。また事態が危険な状態であることを恥ずかしく思う気持ちがある。

 

911に電話するときに、子供が精神疾患でありそれによる危機であることを伝える、ライトやサイレンを鳴らさないよう頼むなど具体的な注意事項。危険が起こる前に、地元警察や相談機関にどのような介入が可能か相談しておくこともできる。

 

親が911に電話することは、家族の安全について強力なメッセージとなる。実際に、何満足のいく対応がされなかったり、病院にいってもすぐに退院されられたりして「なんにもならない」という感想を持つことがあるが、必要な行動をとることは大いに意味がある。