摂食障害 身体にすり替えられたこころの痛み(思春期のこころと身体Q&A)
全編Q&A形式。主に思春期対象の内容のため、拒食症について重点がおかれている。
家族・周囲の人の疑問に答え、どのような対応をすればよいかについて適応しやすい内容。
Refeeding 症候群の主な合併症
・乳酸アシドーシス
・肝機能障害
・低アルブミン血症
・貧血
・横紋筋融解症
定常体重療法というものを実践・紹介している。
拒食状態に対しての入院治療。痩せた体重が維持できるレベルの点滴(1200-1400kcal)のみとし、食事は配膳しない。それにより食べる・食べないの問題を回避。本題のこころの痛みを扱い、成長・変化を目的とする。
入院中は一日中安静など指示は厳格にされ、再栄養の合併で身体的な苦痛を伴うこともある。患者の意志に反して体重を増やされることはないが、本人の思い通りや楽というわけではない。そもそも命の危険が差し迫った状態に対し、やむを得ず行うことから生まれた治療とのこと。
断言の多さと、筆者の好みが反映されたコラムに違和感。