UTokyo OCW第13回 中動態と当事者研究:仲間と責任の哲学

 

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第13回 中動態と当事者研究:仲間と責任の哲学

 https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_1989/ 

話の中で「その後の不自由」 (上岡 陽江 大嶋 栄子 著)が出て、依存症と自助グループについて触れいる。


子供時代に虐待を受けると、身近な人に依存してはいけないということを学習する。
→・物に依存する
 ・自分に依存する(自分の外見や能力を上げて、他人に頼らなくてもいいようにする)
 ・垂直的な人間関係に依存する(カリスマを盲信、またはいいなりになる人をつくって依存)

思い出したくない過去を思い出さないですむように、極端に覚醒度を上げたり下げたりする

回復するために、水平な人間関係に頼る練習=自助グループ

自分依存と関係ある「意志」  意志は前後関係を遮断、切断する(「どんないきさつがあろうとそれは私の意志で行動したのだ」) 対比として中動態。

「仲間」というものに関連して
類似性他者の存在が世界への知覚を広げる
 類似した他者が知覚しているであろうと思えることは、存在すると信じられる