「その食べ方、病気です! メンタルブロックを外して摂食障害を治す21日間プログラム」
の代表でもある安田真佐枝氏の著書。
アメリカで患者・治療者としての経験を持つ筆者が、日本との比較を述べた部分もあります。
まだ途中までしか読んでいませんが、根本的な自分のつらさにふたをしていること、認知のくせのことなど、摂食障害の基本的な治療にもそった内容だと思われます。
私自身がこのプログラムが効くか試すことはできませんが、試しに21日間かけて内容を一緒に読んでいくワーキンググループを8人の仲間とやってみました。
結果、
毎日課題が4-5個あり、考えたり書いたりすることが中心なわけですが、一人で読んでいたらおそらく一つも実際にはやらなかったであろうことを他の人の課題回答をみることで刺激をうけ、かなり書いてみることになりました。
良くなるかどうかより、すでに回復したり自助グループや治療経験のある仲間で見てみて、このプログラムが効きそうに思うかという視点で行いました。
一人ならスルーしてしまう内容も他の人にとっては気になるところであるのを発見したり、クロストークしながら課題をやる楽しい21日間となりました。
タイトルを見て、「21日やったら止まるのかー」と漠然と思ってしまっていたところ、そうではないと読みながら気づきました。
「その食べ方、病気です」という決めつけっぽい言い方や「メンタルブロック」というスピ臭に(多分出版社が決めたのでしょうが) 多少不信感がありましたが、プログラム部分は摂食障害の回復で言われていることと矛盾はあまりないと思いました。
(個人的に合わない考え方の部分はあり)
安田真佐枝氏の訳書:
「私はこうして摂食障害(拒食・過食)から回復した -摂食障害エドと別れる日-」
「「過食症;食べても食べても食べたくて」」
「摂食障害から回復するための8つの秘訣」
「摂食障害から回復するための8つの秘訣 ワークブック」