ATA-net 最終報告会
ATA-net 最終報告会でお話を聞いてきました。
ATA-netとは「多様化する嗜癖・嗜虐行動からの回復を支援するネットワーク」で、龍谷大学法学部 石塚伸一先生を中心とした研究プロジェクトです。
社会技術研究開発センター
「安全でな暮らしをつくる新しい公/私空間の構築」研究開発領域
プロジェクトは「えんたく」という手法を利用しています。
「えんたく」は、依存という「病」に悩み、困っている人と課題を共有し、当事者によりそい、回復を支える人をつなぎ、当事者の回復する力をエンパワーメントすることを願う人のためにおこなわれます。
3つのえんたく
1 えんたくA (addict) 当事者中心 現状や経験を語る場
2 えんたくB(bond) 特定の当事者と回復支援に深くかかわる人たち(家族、知人、専門家など) により課題を共有する場
3 えんたくC(collaboration) 多様なアディクションに関わる人があつまり、国や地方公共団体、地域社会のアディクションにまつわる課題を共有し、対策を考える場
昨日は各ユニット(物質依存、嗜癖、ギャンブル、暴力行動、性問題行動、インターネット、万引、摂食行動)の報告を聞きました。
後半は、模擬えんたくワークショップでした。
個人的には、援助職でないのにえんたくのワークショップは気が引けるので帰ろうかと思っていたところ、思いがけずサンプルテーマとして摂食障害と窃盗癖が取り上げられ、参加した感をもって終わることができました。